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少女の顔に細く鋭い二つの穴が開くギゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ流出する血液
レバーを振り回しながら血液を振り乱しあちこちに真紅の斑点が刻まれるプラグ内血の匂いが増大充満、

弐号機の頭が槍に貫かれる弐号機は仰向けに倒れる槍に支えられて
頭は地に落ちない腕がだらりと垂れる力無く垂れる、ぷらぷらと惰性で
揺れ続ける弐号機の両腕、しかしそれもやがて停止する、
弐号機の全身が停止する、
病める巨人が静止する。

赤い沈黙に沈没する。

赤い物質に
堕落する。

 Air' 
                 虚空
        

母の死体の中で、
もはや何も受け取らず何も与えることの出来ない
胎盤に繋がれた少女は、エントリープラグに生存する少女は、

羊水を自身の血で濁す少女は、

幼子のようにただ泣きわめき何も考えず痛みを憎み、憎み、外気を憎み、

憎悪、執着、執着、執着

 

 

 

 

 

 

抵抗不能の弐号機、その女体に群がる

男根を備えた9体の量産機。

赤い服を破壊し引き剥がし赤い破片を食いちぎり、

奥に見えた乳房を引っぱり出して乳首をかじり取る男

一人は女のへそにペニスを突き刺し内臓へ埋め込み

真っ赤に汚れた一物を何度も何度も差し入れる穴は拡大し

そこへ別の男が腕を差し入れて小腸を引き出し貪り始める

太股に舌を這わせてヴァギナに尖った犬歯を差し込む男

肛門に拳を突き入れ骨盤を砕き血みどろの下半身に指を挿入して

チーズを裂くように足の皮や筋を引き外していく男

辺りに投げ出された肉片を掻き集めて口に入れる男

大きく切り開かれた腹腔から膀胱を掴みだし

どろどろに汚れたその手でその器官をもて遊んでいる男

身を乗り出して腹腔に頭を突っ込み腸に埋もれながら横隔膜をなめ回している男

子宮に陰茎を擦りつけて射精する男

卵巣を噛み砕いて腸の海に吐き出しそれに突き入れて精液を流す男

腸を口に挟んで翼をはためかせる男

天に連行されるはらわた。

腹腔に溜まっていた血液を振り飛ばしながら千切れ持ち主のもとを離れる。

くちゃくちゃとおいしそうにその白いクダを咀嚼する量産機、

次々と天に昇る汚れた弐号機の腸、

切断され住みかを捨てた腸が男達の翼に従ってひらひらと大空を舞っていく・・・

 

既に息のない母への陵辱を

  激痛を伴う激しい憎悪と共に見つめ感じる胎児アスカ、

殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺てやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺してやる
殺してる殺してやる殺してやるしてやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺してや
る殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺してやる殺し
てやる殺してやるしてしてやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺して
やる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してや殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺し
てやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺しやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺してやる殺してやる殺
してやる殺してや殺してやるしてやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺して
やる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺してやる殺してや
る殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる
殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる

少女の、さまよえる憎しみの手。

天へ、太陽へと差し伸べる、そのこわばった手。

太陽のまわりに、母の一部をはためかせながら飛翔する量産機が見える

憎悪掻き立てる敵敵敵敵テキテキテキテキテキテキテキテキ

 

 

ままァ

 

 

 

 

 

 

「暴走」

 

 

弐号機の露出した眼球に生命の光がともる。

肉体の静止が打破され、垂れていた巨大な右腕が天へと掲げられる。

天には輝く太陽と自分の大腸とそれをくわえた鳥がいる。

力の再生。力ある呻き声が、肉が崩れた彼女の口から発せられる。

「オォオオォ・・・ォオ・・ッ」

飢えた浮浪者の被るぼろ布のように、びろびろとヒフを垂れ下げる巨人の手。

祈るように、何かを求めるように、

天へ、天へ、

・・・・ひたすらに天へと昇ることを願う痛々しい腕・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決して、届かない腕・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

槍。槍。槍。槍。槍。槍。槍。槍。

貫通。貫通。貫通。貫通。貫通。貫通。貫通。貫通。

流血。流血。流血。流血。流血。流血。流血。流血。

虚無。虚無。虚無。虚無。虚無。虚無。虚無。虚無。

 

九つの槍で串刺しにされたエヴァ弐号機の死体は

その槍を掴む9体のエヴァシリーズによって

天へと拘引されていく。

弐号機の何も納まっていない腹腔から

量産機の放った精液が一滴どろりと流れ出て地に落下する。

巨大な臓物が散らばる地上を高度20000mから見下ろすと

森林のある風景であるにもかかわらずそれは全体的に赤かった。

槍の先に死体を刺して更に天へと昇る白い天使たち・・・

 

 

 

「・・・・っ」

ネルフ本部内司令塔。

ノートパソコンを見つめる日向、青葉のもとから少し離れて、

嘔吐をこらえていた息吹マヤ。

胃液は喉の奥に去ったが、まだ口の中には酸っぱい味が残っていて

堅く閉ざされたまぶたから涙が漏れそうなほどに気分が悪い。

青葉:「マヤちゃん・・・弐号機、もうダメみたいだよ」

息吹:「・・・・」

青葉:「初号機の状態が知りたいから、こっちに来てくれないか」

息吹:「はい、すみません・・」

副指令の動向をうかがっている日向。

冬月副指令は、無言で正面の大スクリーンを見つめている。

銃弾のため大部分が機能しないスクリーンを。

そこに映し出されている映像はネルフ本部施設に

設置されている生き残りのカメラからのものだ。

既にそこにはエヴァの姿など無い。

動いているものは風に揺れる木々くらいだ。

怪訝な表情で副指令から目を背ける日向。

ノートパソコンのキーを叩く息吹。

初号機は、依然沈黙している事を確認した。

サードチルドレンも依然初号機の前で沈黙している。

 

 

 

 

nextnextnextnextnextnextnextnextnextnext  つづく  nextnextnextnextnextnextnextnextnextnext
第二部:ココア・パウダーへ

 

 

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