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「クラシックゲームファンの部屋」

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○Berzerk(Vectrex・他)
 Berzerkは1982年にVectrex版が発売されました。もともとアーケードのゲームで(ATARI製だと思う)、コンシューマではAtari2600にも発売されています(他にもコレコビジョン・インテレビジョンにも発売されてたかも)。
 残念ながらアーケード版は遊んだことないのですが、Atari2600版とVectrex版は所有しています。両機種とも同じBerzerkでありながら、微妙に違う感じの作品に仕上がっています。
 Berzerkのゲーム内容は、幾つかの部屋に仕切られたフィールドを、プレイヤーを上下左右斜めに操作して、攻撃してくるロボットを撃ち倒すというものです。
 ロボットはプレイヤー目がけてミサイルを撃ってくるので、それに当るとミス。部屋を仕切るための壁には電流が流れていて、それに触れてもミスになります。
 プレイヤーはミサイルを8方向に撃つことが出来、それでロボットを破壊します。
 実はロボットのミサイルは、他のロボットに当たっても有効で、同じく壁もプレイヤーだけでなくロボットが触れても破壊されます。
 この、敵も自分も同じ条件なため(まあ、自分は一人なのに敵は複数というとこだけ違うけどね)、それを利用した攻撃方法が使えます。例えばロボットはプレイヤー目指してミサイルを撃つので、それを利用して同士討ちさせたり、うまく誘導して壁に当てて倒すなんてことが可能です。
 面クリアの方法ですが、フィールドにある出口(1つとは限らず、複数あります)に行くだけです。別に全てのロボットを倒す必要もありません。というより、1つのロボットを倒さなくても出口にさえ行けば、面クリア出来るのです。それでは全てのロボットを倒すとなにが起こるのかというと、ボーナス点がもらえるのです(いかにもクラシックゲームらしいでしょ)。で、そのボーナス点だけど、だいたい10〜20点ぐらいです。「え〜そんな低いの」と思うなかれ、実はロボット1体倒しても1点(!)しかもらえないこのゲームにおいて、10点というのは非常に大きい得点なのです。
 なお、Vectrex版は1つのフィールドにいつまでもいると、ハロウィンのカボチャみたいな奴が現れてプレイヤーを追いかけまわします(ボールみたいにビヨーンという効果音をつけて跳ねるような動き)。こいつは破壊不可能なので、本当に逃げ回るだけなのです。しかも壁も抜けて迫ってきます。Atari2600版にはこいつは出ないので、ゆっくり遊べます。
 なお、いかにも昔のゲームらしく、いくらフィールドを攻略しても内容には全く変化はありません(もちろんエンディングもない)。また、実際には単純なことの繰り返しなので、今のゲーマーにはもの足りなく感じるかもしれません。
 だけど、敵をうまく誘導して倒すという戦略的なゲームシステム、「このいつ終わるか誰にも予測できない果てしない戦い」というテーマ(?)のハードさに僕は引かれてしまい、ついつい遊んでしまいます。単純で奥が深いゲームシステムでもありますし、ちょっとした息抜きにも最適です。
 なお、Atari2600版はカボチャは出ない変わりに、Vectrex版よりも何倍も速いので、スピーディーなゲーム展開が楽しめます。
 また、Vectrex版にはバグがあり、ある条件(いまだにどんな条件なのかは詳しくはわかってないけど)になると、突然画面がフラッシュして得点が数万点(!)にアップされます。初めてその状態になったぼくは、ボーナス点が入ったのか思ってしまいました(笑)。まあ、運が良ければ得点がおかしくなっただけで終わるのですが、運が悪いと画面がチカチカして全然進まなくなります(リセットするしかない)。
 日本ではAtari2600もVectrexも入手が難しいので誰もが遊べる作品ではないのですが、あのTV-BOYにも収録されていますので、機会があったら遊んでみてください。

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