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おれにCくれたカズヤ

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それは1年のとき。

話に聞くと、ゴーマニズム宣言の小林よしのりと対立してるだの、

右翼だの、

なんでそんなわけのわからんやつがSFCに!?

というわけで、彼の著書を探しにメディアに行ったら

あるあるあるあるある!!!!

かれにはすでに10や20の著作がある。

慶應大学文学部仏文科出身らしい。

文学部?

とまあ、きっかけはどうでもよくて、それがおれと彼の著作との出会いだった。

で、1年の秋学期始まったころに

「内でも外でもバカばかり」

という過激なタイトルの本を読んでみたんだけど、

そのときのおれには難しかったみたいだった。

彼の著作で、この内でも外でもバカばかりをふくむ、

「なぜ日本人はかくも幼稚になったのか」シリーズ

に代表される手のものは、カバーのサイズといい、

字の大きさ、行間のサイズといい、

語り口を基調とした文面といい、

一見非常に読みやすいんですな。

愚民にも分かりやすいように工夫して下さってるんでしょう。

しかし当時のおれは愚民以下のゾウリムシだったらしく、

わかってないのにわかった気になっていた。

で、最近になって彼の著作を6冊ばかり読んでみて、

内容の理解ができるレベルに到達できていたことに気づいていとあはれなり

かれは文芸評論家の立場を取りつつも、閉塞感漂う日本経済の問題点を

彼なりに鋭く分析して喝破してるわけよ。

そのうえ彼の歯に衣きせぬスタイルを面白がったのか、主張のバックには

現場のアナリストや記者といった面々が潜んでるらしいね。

批判的な態度を忘れずに読めば、か〜なり楽しめるから、

一度読んで損はないんじゃないでせうか。

≪余談≫

ところで、この批判的な態度ってのが本を読む上で一番重要だと思うのさ。

例えば、ゴーマニズム宣言の問題点(?)っては、あの表現力と

読者層の読解力の間の隔たりだとぽっくんは思うんでしゅぶぁい。

最近は字がやたら多くなっていくらか読みづらくなったとはいえ、

よしりんの主張をマンガというメディアを通してかなりダイナミックに伝えている。

やつはある意味やっぱり天才なんだと思う。

で、主張の内容の賛否はともかくとして、あの表現力で語られたら

圧倒されて無批判に受け入れてしまうのもわかるわ。

大体ほとんどの小中学生なんかに適当な判断なんかできるわけがねえ。

社会的な想像力も自分で考える力も育っていないがきどもだぜ!?

ましてや批判的にメディアに接するなんざぁおとなだってあやしいもんだ。

小林よしのりはマンガの中で、自分に当てられたがきどもからの手紙に

大喜びしてっけど、あのがきどもの9割以上はよしりん自身が批判する

「純粋真っ直ぐクン」なんじゃねーの?

と、この前ゴー宣立ち読みしながらふと思ったのでした。

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