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「特撮ファンの部屋」

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○「子供の頃の児童テレビ誌」

 「テレビランドが休刊!!」その事実を「まんが秘宝」を読んでいた1997/5/8突然知った僕は、言いようのない悲しみを憶えた。
 「テレビマガジン」「テレビランド」「てれびくん」といえば、児童テレビ誌三人衆として長きに渡り君臨してきた存在だけに、休刊は非常に残念でならない。と同時に、今の児童誌の立場が苦しいことも知った。子供の頃これら児童テレビ誌を読んで育った僕にとって、今の苦しい状態は想像できない。
 子供の頃一番好きだったのは「てれびくん」だった。初めて買ったのは6歳のとき。近くの小さな本屋さんで表紙を見て、「うわ〜、いっぱい載ってる!」と感動して購入したのが始まり(ちなみのこの本屋さんとは13歳まで付き合うことになる)。 なんせ70年代だから魅力的なキャラクターがいっぱい。その頃一番好きだったのは、ウルトラを別格にすれば「恐竜大戦争アイゼンボーグ」「大鉄人17」。もちろんアニメのロボットものも大好きだったよ。子供の僕にとって、てれびくんは最新の情報を提供してくれる夢の本だった。だから発売日なんか、わくわくしっぱなしで全然落ち着かない。閏年の時なんて、めちゃくちゃ怒ったもんなあ。「本当なら28日に読めるのに」って。
 てれびくんを読んで、アイゼンボーグでアイゼンボーグ号はアイゼンボーになると知り、17に弟の18が出ることを知ったり。
 また、テレビは見ていないのにてれびくんでは読んでいる作品もあったなあ。メカンダーロボ(最初はテレビで観てたけど、途中から観なくなっていた)・ダルタニアス(一度しかテレビで観てない)などなど。
 そういやコセイドンも途中でテレビで観てないや。理由は今だに不明だけど。
 ある意味テレビよりもてれびくんで読んでいる方が楽しかった。なんか、自分の想像がテレビよりも膨らむ感じがして。
 てれびくん以外の2誌も、ちゃんと読んでいました。当時の友達がテレビマガジンの大ファンで、読んでいるのを見せてもらったんだけど、どちらかといえばテレビ作品よりもミクロマンの方が魅力でした。多分テレビ作品はてれびくんで十分だったからだろう。とにかくミクロマンにははまりましたねえ。当然、テレマガ史上で掲載されていた、児童漫画史に残る大傑作の漫画なんか、めちゃくちゃはまりました。
 でも、小遣いの関係で両方は買えないので、てれびくんは買って、テレマガは友達に見せてもらっていました。まあ、時々はテレマガも買ってもらっていたけど。
 え? テレビランドはどうなんだって?
 実はあんまりテレランは買ってないし、読んでないの。なんじゃそりゃ。
 もちろん、読んだことも買ったこともあるよ。他の2誌に比べて少ないけど。テレランで印象に残っているのが、「ジャッカー電撃隊」の漫画で(ギャグ漫画になっている)ハートクイーンが敵の催眠術使に「おまえはストリッパー」と催眠術をかけられて、突然服を脱ぎ出すところ。ストリッパーなる言葉を覚えたのがこの漫画だったりする(だから後でジュリーがストリッパーを歌っても、子供の僕でもタイトルの意味がわかっていた)。こんな思い出ですまん。
 冒頭でも書いたけど、児童誌って苦しい状況なんだなあ。せっかくウルトラマンがテレビと映画の両方で復活したり、しばらくぶりのファンタジー路線の作品(カブタック)が復活したりしているのに。
 僕が子供のときの楽しかった児童誌に対する想いを、今の子供たちにも持ってもらいたいと思う。残された2誌の制作者の皆さん、大変でしょうけどがんばってください。どんなに世間の流れが変わっても、夢だけは変わらないと思うし、変わってはいけないと思うから。
 テレビランドも廃刊ではなくて休刊。復活できる可能性はまだある!


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