ＢＡＣＫ

「特撮ファンの部屋」

　1997/4/12　ウルトラマンゼアス２公開初日と同時に円谷プロ35周年記念日。こりゃあ、絶対に観に行かなくてはいけないなあということで、観てきました。予想していたよりも大きいお友達が少なかったです。ま、その分小さいお友達がいっぱいいたので「よかった。まだ人気があるんだなあ」と安心させてくれましたけど。
　でまあ感想なんですが、「結構おもしろい！」というのが正直に思った感想です。確かに隅をつつけばいろいろ出てきますが、そんなことを言ってたら「マーズアタック」なんか観れたもんじゃなくなるので（あの映画は隅をつつくためにあるのか？）、細かいことは気にしないでおきます。
　でも全体的にレオっぽい（というよりまんまレオか？）内容ですね。
　パンフレットに書かれているとおりに、「全作よりもさらにクオリティを上げる」はちゃんと達成されていますねえ。海外の大作に比べて、日本の作品はどうしても「子供物」としか受けられていないために、いろいろ制約があるにも関わらず、ここまでのクオリティを保たせた（作り上げた）スタッフはすごいと思います。
　そしてなによりも、歴代のキャストの楽しい出演シーンは感動ものです。観てない人のために詳しくは書きませんけど、「センスいいなあ」と思わせてくれます。と同時に、それらのシーンの意味が分かる自分を「特撮ファンで良かった」と思わしてくれることでしょう。
　とまあ誉めてはいますが、残念な点と言えばミラクロンとダークラーが今一生きていないのと、MYDOの活躍が情けない点でしょうか。もっとがんばらないと、なんのための防衛隊なのかわからない。GUTSはちゃんと活躍しているのにね。

　ところでウルトラニャンですが、これは…。テレビシリーズの第１話ならいいと思うけど、劇場用の一本の映画としては「？」ですねえ。実際観に来ている子供も「ゼアスまだ？」という状態でしたし（それとも、ひそかにテレビシリーズをねらっているのか「ウルトラニャン」？）。

　今度ゼアスを映画として制作するのなら、一本立てにする方がいいのではないでしょうかねえ？