BACK

「特撮ファンの部屋」

OPANIM.GIF


○「ウルトラマンごっこの思い出」(小2篇)

 ウルトラマンごっこなんか、生れたときからすでに行ってるので、数え切れないぐらい遊んでるけど、その中の小学校2年生の時の思い出を語ってみます。
 僕が小2の時は1978年、そう第3次ウルトラブームの時。テレビでは毎日のようにウルトラが再放送され、出版物・玩具なんか山のように発売されていた。もちろん、ウルトラ以外の特撮作品の再放送も山ほどあったし、オンエアーでも特撮作品は大人気。ほんと、今では考えられないぐらい。
 その頃僕たちに一番人気があったのが夕方の再放送でして、毎日(月〜金)30分の作品を2本ずつ、計1時間のものでした。その時間帯のラインナップは、ウルトラマン・セブン・帰ってきた・エース・ミラーマン・ファイヤーマン・ジャンボーグA・スペクトルマン・キカイダー・キカイダー01。今考えると、なんという素晴らしいラインナップ(この時間帯の再放送は、僕が小1〜6まで続きました。すごい)。
 この時間帯の作品が当時の僕たちには一番の話題でした。とりわけウルトラの人気は抜群で、圧倒的でした。ヤマトなどのアニメ作品もあったけど、やっぱりウルトラにはかないませんでしたね。まさに、格が違う状態。
 さて、そんな僕たちのウルトラマンごっこですが、休み時間になると必ず遊んでました。昼の長い休みはもちろん、10分程度の短い休みでも時間を惜しむように遊んでました。
 ごっこに用いられたキャラクターですが、ウルトラ兄弟はもちろん全員、父・キングも演じている奴がいました。さすがに母はいないけど。怪獣役もいっぱいいました。
 それで僕はなんの役かというと、バルタン星人の役を自分からすすんでやっていました。やっぱりウルトラマン達よりも、怪獣の方が好きだから(これは今でも同じ)。
 で、僕はバルタン星人なわけだけど、やっぱりウルトラマン達に負けるわけですよ。勝つのはヒーロー役の特権ですからね。普通は負けた怪獣役は次の怪獣を演じるわけですが(ウルトラマン達は負けてもウルトラの星で復活するという、都合のいい設定(笑))、僕の場合バルタン星人なので自然と「バルタン星人2代目」として現れるわけです。そんでもって次も負けると、「バルタン星人3代目」として現れ、ついに「バルタン星人ジュニア」となった僕。そのジュニアも負けると、「バルタン星人5代目」と現れたのでした(まだその頃バルタン星人は4代目のジュニアまでしか存在していない)。
 もちろんバルタン星人に5代目は存在しないのですが、みんなにうけてしまいました(笑)。それからというもの、「バルタン星人6代目」「7代目」「8代目」と次から次へと後継者を創り続けていき「森下=バルタン星人」となったのでした。もちろん誰もバルタン星人を演じようなんて思いません。完全にバルタン星人は僕のイメージになってしまったので。
 そのうえどんどんエスカレートして、「バルタンスラッシュ」などのオリジナル技まであみだしてしまう始末。
 とにかく早く次の代目になりたいので、わざと一撃で負けては「バルタン星人○代目」としてみんなの前で現れていました。ある時僕はみんなに「バルタン星人は100代目までやる!」と宣言してしまいました。そんなある時、さすがに疲れたのでみんなからのウルトラマンごっこの誘いを断ったときがあったのですが、仲間の一人から出た言葉が「100代目までやるって言うたやんけ」。
 いつもは何十人と一緒にウルトラマンごっこで遊んでいたのですが、一度だけ3人で遊ぶことになりました。その時2人(僕を含む)は怪獣役で、一人だけウルトラマン役だったので、その一人はさみしいのか「たまにはみんなで怪獣やろう」と言い出したので、3人とも怪獣になりました。確か他の2人がレッドキング・ゴモラで、僕がバルタン星人(やっぱり)だったと思います。それで3人で怪獣になって叫んでいたのですが、急にむなしくなったのでやめました。やっぱりヒーローは必要だね。
 ちなみにキカイダーごっこ(正式には01ごっこ)のときは、僕はアキラやってました。めちゃ地味ね。


「特撮ファンの部屋」のメニューに戻る
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送