ＢＡＣＫ

「クラシックゲームファンの部屋」

　Vectrexを代表すると個人的には思うキャラ、「スパイク」が主役のキャラクターゲーム。なお「スパイク」は星の形をしたゲームのオリジナルキャラです。
　ゲーム内容は、連れ去られたガールフレンドの「モーリ」を、スパイクが工事中のビルを上って助けに行くというもの。途中には敵が襲ってくるのでそれらをキックで倒し（このキックの動きがプリティー）、落とし穴をジャンプで避け、鍵を拾って出口まで行くと面クリア。そして次のステージに。
　それを延々と繰り返す（つまりエンディングなどはない。永遠にスパイクはモーリを助けに行かなくてはいけないのだ）。
　この作品の特徴として、「しゃべる」ということがあげられます。今でこそ「しゃべる・歌う」などは当り前ですが、それを1982年に実行していたというのが凄い。しかも記憶用量はたかだか4Ｋ（！）のＲＯＭカートリッジで。
　しかもその「しゃべり」が、すっごくいい。
　悪人に連れ去られるときに、モーリは「Eek SPIKE!」。それを聞いてスパイクは、「Oh no! MOLLY!」。スパイクはミスると「Dinyt」（だと思う）。
　キャラクターのかわいらしさと相まって、しゃべり方（しゃべる内容）が実にかわいい。スパイクとモーリの声は一度聞いたら耳から離れないほど。
　Vectrexなので当然線画なのですが、線画でもこれだけかわいいキャラクターが出来るんだ。瞳うるうるのロリキャラもいいけど、ただの線画で表現されたスパイクはめちゃくちゃいいキャラクターだ！