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「特撮ファンの部屋」

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○カネゴンの思い出 〜一番好きな怪獣〜

 子供の頃からなぜだかしらないけどカネゴンが一番好きだった。子供のときに買ってもらった玩具はほとんどなくなってしまったけど、なぜかカネゴンのだけは残っているほどだからね。
 でも実は、ちゃんとしたカネゴン(ウルトラQでの「カネゴンの繭」)を見たのは、意外にも13歳の時(昭和58年)だったりします。
 確かに子供のときに再放送で観たかもしれませんが(昔の再放送は異常なほど多かったですから)記憶にありません(まともに観たこともないくせに、なぜ一番好きになったのかは今でも謎です)。
 そのため一番好きな怪獣であるカネゴンについて、子供のときはいつも創造していました。姿は本でわかるけど(例のペギラ・ガラモン・カネゴン、そして円谷英二監督との4ショットの写真は印象深い)肝心な「カネゴンの繭」本編は観ることが出来ない(今みたいにビデオもないし)。
 本で見る「金田金男少年が変身した姿。お金を食べないと死んでしまう」という設定しかわかりません。そんな少ない情報の中で、必至にストーリーを創造しましたね。そして情報を集めました。スペシャル番組(今では考えられないけど、昔は特撮作品の特番がいっぱいありましたね)で少しだけカネゴンの映像を見れたときには、めちゃくちゃうれしかったです。例の、銀行でカネゴンを見た人が驚いて落としたお金を拾い食いするシーンを観て、「カネゴンはお金を食べた後に胸を叩くんだ」と知ってすごっくうれしかったものです。
 カネゴンが1ページでも載っている本は隅々まで見ました。小学生になって買ってもらった本に「得意技 お金を食べること・弱点 ひげおやじが逆立ちすること」と書いてあり、頭の中に「?」がいっぱいになりました。「なんでひげおやじが逆立ちしたらアカンのや? だいたいひげおやじって誰や?」と。そこで考えた内容は、「カネゴンは人のマネをするのが大好きなので、ひげおやじ(と呼ばれる)人が逆立ちをすると自分もマネをして逆立ちをする。するとお腹の中のお金がこぼれてしまって人間に戻る」と勝手に考えました。
 そんなある日、てれびくん誌で「おれカネゴン」という漫画が連載されました。もちろんこれは本編のカネゴンとは関係ないんですけどね(もちろん漫画はおもしろかった)。
 とまあ、いろいろ苦労しました。結果的に13歳の時(昭和58年)に朝日放送の深夜の再放送で観ることが出来やっと一安心しました。ちなみにその前にビデオソフトを購入する気でいましたけど、値段が高かったので買えなかった。
 僕は今特撮ファンになっているのでどうしても作品に対してマニアックな見方をしてしまうけど、たまには純粋に好きな気持ちを思い出すときがあります。そんな気持ちにしてくれるカネゴンは、本当に心に残る怪獣です(祝 ゼアス2でのデジタルカネゴンとしての復活。出光のCMもうれしい!)。


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