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「特撮ファンの部屋」
最初に平成の世にガメラが復活すると聞いたとき、誰が今のような状況になると思っていただろう。
絶対に今の状況を予言していた者はいないんではないかなあ。
かくいう僕もその中の一人で、最初にガメラが復活すると聞いたときには、うれしいのはもちろんだけど、内容を考えたら、あんまり喜べなかった。
どうせ笑える行動をして、子供のために戦い、ラストはガメラマーチで終わりだろと、そう考えていた。
なんといってもガメラといえばゴジラの後期以上に子供向けの内容というイメージしかないのだから、そう思わないのが不思議だった。
まあでもガメラも大好きな怪獣だし、なんといってもゴジラと唯一対抗できる力を持つ怪獣が、新しく復活するのは喜ばしいことである。
ま、そういう程度にしか思ってなかった。
しかし、それが思いっきり裏切られることになるとは、本当に想像していなかった。「もちろん、こんな裏切りなら大賛成!」
それにしても、本当によくやってくれたと思う。
当時ゴジラが大成功をおさめていたとはいえ、不満がないこともないのだが、ゴジラしかないので実は誰も表立って文句を言わなかった。
文句はあるのに言えないもどかしさを感じながらも、ゴジラは唯一無二の存在として特撮怪獣映画界のトップを長い間君臨していたのである。
だが、それに待ったをかけたのが、平成7年3月11日に大復活(本当に大復活)を成し遂げた「ガメラ 大怪獣空中決戦」だった。
断言してもいい、新しい怪獣映画の歴史はこの日からスタートしたと。
それほどの大傑作だったのである。
と同時に、ゴジラは一体なにをやっていたんだろうとの非難が集中したのは記憶に新しい。
だが、ゴジラしかなかった頃は表立って文句を言わないのに、いきなりガメラという認めることが出来る武器を持った途端態度が変わるのは都合が良すぎる気もするが。
まあそれは置いといて、とにかく「ガメラ 大怪獣空中決戦」が僕たち特撮ファンに贈られた、最大のプレゼントだったのだよ。実は当時、僕は特撮ファンをほとんどやめている状態だった。
なんせその頃はバリバリのアニメファンで、赤ずきんチャチャに夢中だったのだが、この「ガメラ 大怪獣空中決戦」を観て、すっかり特撮ファンに戻ってしまった。とにかくすごい作品だったと、改めて思う。そして一年後の平成8年7月13日に、平成ガメラ第2弾「ガメラ2 レギオン襲来」が生まれたわけだが、これまた大傑作だったのだからうれしすぎる!
やっぱり単なる続編ではなく、前作の本格的怪獣映画とは違うアプローチを果たし、自衛隊と侵略怪獣とのシミュレーションという展開を見せつけてくれた。「ガメラ最高だぜ!」
と、その時の僕はまさに上機嫌だった。
ゴジラが死んじゃったのは残念だったけど、この平成ガメラを前にしちゃ、そりゃ終わらしたくもなるよな。でも、僕としては「負けてたまるか!」といって平成ガメラに戦いを挑むゴジラも観てみたかったんだけどね。さて、それから2年と半年の月日が流れ、待望の第3弾「ガメラ3 邪心<イリス>覚醒」が誕生したわけだけど、本当に待ってたぜって感じ。
なにより楽しみだったのが、金子修介監督の著書「ガメラ撮影日記」を読んだときに、もし最後と決まったらガメラと敵怪獣が戦っているときに踏みつぶされる人々などを描きたいとのコメントがあり、僕はそれを聞いてものすごく期待した。とんでもない傑作を作ってくれるに違いないと。
そしてその公約を、完結編である「ガメラ3」で見事に果たしてくれた。「やっぱ公約は守るためにあるんだな!!」
公約を守ってくれたガメラ3の製作者の爪の垢でも煎じて飲めよ、うそばっかりの政治家さん達よ。
詳しいガメラ3の感想は、公開が終わった後にでもゆっくり書かせてもらうとして、僕がなぜ暫定版としてこのページを製作したのかというと、とにかくガメラ3をみんなに観て欲しいから。
なぜ観て欲しいかって?「劇場で観ないと後悔する作品だからに決まってるじゃん!」
なぜ後悔するのか?
面白い作品だからという至極当たり前の理由もあるけど、「ガメラ3を盛り上げないと、特撮という分野に後がないから」
というのが、理由だったりする。
なぜ特撮モノがダメになったのか。そりゃいろんな理由があるからだけど、理由の一つに、「特撮ファンはいざとなったら、なんの活動もしなかった」
というのがあるんではないかなあと。
アニメファンが素晴らしいと思うのは、エヴァの劇場版がクソだとわかっていても、ちゃんと盛り上げるところだと思う。って、別にクソとわかってても盛り上げるのが偉いといっているのではなく、その行動力は見習うべきだと思うわけですよ。
それに比べて特撮ファンはどうだろう。
昔はよかったとか、なんの足しにもならない理由をつけてはグダグダ言ってるだけ。「つまんねえ理由を言う前に、ガメラ3を盛り上げんかい!」
とにかく絶対にみんなに観て欲しい。
というか、
「特撮ファンでガメラ3を観ないで、特撮ファンだと名乗る野郎に、特撮ファンを名乗る資格はない!!」
なにを偉そうにと思われる方もいるだろうけど、どう思って頂いても結構。文句は後でいくらでも聞くから、とにかく観て欲しい。
「特撮ファンよ、活動しない限りなにも起こらない。ガメラ3は最後の生命線である」
「我々が任されたものは、大きいことを忘れてはいけない!!」
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