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「ゲームファンの部屋」
ついに発表されたセガのニューハード「DreamCast」。
あれだけ期待されながら見事にコケてしまったサターンが果たせなかった夢をかなえるため、全ての費用・労力・時間、そして夢と希望を詰め込んだ末に完成したのだから、今まで以上に本気になっていることを感じさせられる。
が、しかし、一目見た瞬間に「これってマズイんじゃ」と思わせてしまうのはなぜなんだろう。セガが現在持つ全てを注ぎ込んでいるというのに、なぜ悪いことしか思いつかないんだろう?
そりゃ当然だよなと思えてしまう、このなんとも言えない感触はいったいなんなのだろう?
悪いことばっかりしか思いつかないのはなぜなんだろう?
僕はもともとセガマニアで、メガドライブ時代はめちゃくちゃ好きだった。
なんせセガがなにかいいことあったら、自分には全く関係ないのに大喜びしていたぐらいである。
「海外ではソニックはマリオを倒した」なんていうことを聞いた日には、そりゃもうめちゃくちゃ喜んだものです。「ザマーミロ任天堂! これからはメガドライブの時代だぜ!」てね。
当然メガドライブにはメガCDもスーパー32Xも、メガアダプタさえも増設しているし、他のセガのゲーム機であるゲームギアも所有し、マスターシステムも新品で売っているところを探しだして購入したものです。
とにかく生きている全てがセガだったというぐらい、僕はセガを愛していたわけです。もちろんサターンが発売されるときも大喜びでした。バーチャファイターという最大の武器を持つこの新しいゲーム機に、僕は「これでセガがやっと天下を取る!」と本当にうれしかったのは、今思うとやるせなくて、せつなさ炸裂の思い出です。
その後のサターンは僕たちメガドライバーの期待を見事に裏切る展開を見せつけ、最低のギャルゲーマシンと化し、いいソフトが売れないという最悪の結果を生みだしてしまうという、最低最悪の存在となってしまったのは誰もが知ってる通り。
もとメガドライバーな僕は、乾く間も無い涙を何度流したことか。さすがにこうなってしまったサターンをセガは切り離すしか方法が見つからなくなり、ついに発表した新世代機(死語?)「ドリームキャスト」!
だが、今までこれほど大ゴケすると感じさせるゲーム機もないんじゃないだろうか?
理由その1…「秋元」
理由その2…「こ○平」
理由その3…「○ぶ平」
理由その4…「高井麻巳子のダンナ」とまあ、お約束のジョークは置いといて(実は本気だけど(笑))。
で、本当の理由はというと、
理由その1…「名前が悪い」
理由その2…「コンセプトがふざけている」
理由その3…「発表会がかっこ悪い」
理由その4…「WindowsCE」
理由その5…「ユーザーの信頼を裏切った」
理由その6…「やっぱり秋元(笑)」本当はもっと色々あるんだろうけど、一応5つにしておきます(自主規制)。
「ドリームキャスト」って、「夢を広める」という意味だとからしいけど、本当は「売れてくれ」っていうセガの「心からの夢」を名前に込めているんじゃないの?
それよりもなにも、普通「ドリーム」なんて言葉つけないと思うけど。
みんな付けれる? 「ドリームなんたら」って。
ソニーが「プレイステーション」という自社の名前を全然盛り込んでいないゲーム機を出して成功したからって、二番煎じ的なことしてどうするんだろう?そして例のふざけたコンセプト。
どれぐらいふざけているかは、ためしに「ドリームキャスト」の特徴をあげてごらん。みんな他のゲーム機(とパソコン)がやってることばっかりだから。
「これからは通信ゲームの時代」「コントローラは、やっぱりアナログだよな(それにしてもどうして十字キーが採用できたかは謎のままだ)」「WindowsCEを使ってるよ〜ん」「PDAはメモリーになってるんですよ」と、既存のゲーム機(とパソコン)のいいところを寄せ集めただけのふざけた考え方。
確かに既存のものを改良していいものを作ることは大切なことだとは思う。しかし、この「ドリームキャスト」には改良よりも、パクッたとしか見えない。
「他がやっていないような斬新なものを考えるぞ!」とは全然感じ取れん。意地やプライドはないのかセガ?
そしてOSに「WindowsCE」を使うという、ユーザー無視の選択。
なんであんな使いにくいものを採用したんや?
「WindowsCE」から「ドリームキャスト」に、逆に「ドリームキャスト」から「WindowsCE」にソフトを移植しやすいようにということなので、確かにメリットはあるのかもしれないが…。
でもさあ、マシンの重要な部分に使用するOSじゃあないと思うが。しかしそういった「ドリームキャスト」自身の問題点だけではなく、総合プロデューサーに「秋元康」が就任したことが最大の汚点。
秋元が今までにすごいゲームをなんか出したか?
ゲームファンから信頼を得ているか?
そしてなによりも、こいつゲーム好きなのか?
まあ自分を儲けさせてくれるゲームという仕事は好きだと思うけどね(笑)。
「エイブ ア GOGO!」というプレステのゲームがある。
内容はよくある辛口の洋ゲーなのだが、世界観が暗くてキャラクターが特殊。奴隷として働かされているエイブ達が、独立をするために戦うという内容に国内の甘口な内容とは違うものを感じて僕は購入を考えていたのだが、その心に待ったがかけられた。
理由は、
プロモーションがふざけているから。CMを観た方はご存知の通り、「ハロ〜ハロ〜 ここへ来て 一人にはしなあいっで〜」と女子高生の集団が歌いまくるふざけたCM。
しかもこのCMがゲーム本編にも挿入されているらしい。
こんなゲーム内容とは似ても似つかないプロモーションを展開したのが、秋元であると知ったときこのゲームを購入する気力が一斉に失せた。
なんで秋元に頼むねん!これではいいゲームが台無しではないか。なんでこんなことするんだろ。
こんなこと出来るのは、ゲームをわかっていない・好きじゃない証拠ではないか!なお僕は「りりかSOS」のファンで、この作品の原作者が困ったことに秋元だったりする。まあ実際には作画の池野恋先生がほとんどを描いているので正式には秋元の作品とはいいずらいのが救いか。
もっとも、僕は作品と製作者は別だと考えてはいるけど。だってそうじゃないと、どんなもんでも好きになれないので。村上は嫌いだけど「スカイライダー」は好きだし、任天堂は嫌いでもゲームは好きだったり。聞くところによると、セガはNECインターチャネル(例のギャルゲー専門の最低なメーカー)に、「(ドリームキャストは)一般の人たちに広めたいので、ギャルゲーは遠慮してね」ということを言ったらしい。なんだ、わかってるじゃん。
と思っていたら、
ドリームキャスト初期のラインナップに「アキハバラ電脳組(秋元康大先生原作)」!!言ってることとやってることが違うやんけ!
デビューを飾る発表会も、変に明るくしようとしてかっこ悪いことこの上ないし。
確かにソニーは、それまでのゲームというものが抱かれているイメージを脱却したし、それまでとは違った業種の人がゲームを作って(パラッパ・IQなど)成功した。
だけどそれは、あくまで「ゲームを作る」という基本的なことをまもったから成功したのであって、セガみたいに勘違いした方法ではない。
セガがやっているのは、飛行機が操縦できるからといって、そのパイロットをバスの運転手にするようなものではないのか。悲しいことに、最近はセガに限らないけどね。
しかしセガの場合、新しいゲーム機のプロモートの代表として、秋元を選んだわけだろ。それって絶対にユーザーをバカにしているよな。
なんでゲームを好きでもない才能もないやつにそんな権限を与えるねん!!ダビスタで有名な園部氏が、とある雑誌のインタビューで、こういっていたらしい。
相手 :「僕もダビスタみたいなゲーム作りたいですね」
園部氏:「他にどんなゲーム遊んでる?」
相手 :「いや、ダビスタしかゲームはやってない」
園部氏:「それじゃあダメだよ。ゲームはいろんなゲームを遊ばないと絶対に作れないよ」聞いてるかセガ!
まあ僕はこんなふざけた「ドリームキャスト」を購入する気なんかサラサラないけど、PDAの第一弾「集めてゴジラ」だけは購入しないといけない(悲しいゴジラファンのサガよのお)。
なにも「ドリームキャスト」のPDAで出さないで、バンダイあたりが携帯ゲームで出してくれたらよかったのになあ。でもPDAの第一弾にゴジラを持ってくるとは、セガも変わったのお。
てっきり僕はナデシコだと思ってたので(ちょうどゴジラと一緒で夏に劇場公開するし)。
これもサターンで持たれてしまった「ギャルゲーマシン」のイメージを脱却するための戦略なのか?でも絶対に無駄なあがきに思えてしまう。
発売数ヶ月頃には、アニメオタク万歳なゲーム(とも呼べない物)が大量に生み出されて、彼らにとっての「ドリーム」を実現したマシンと化しているのが目に浮かぶ。
これが僕の空想であって欲しいとは思うけど。
空想じゃなくて現実になりそうだなあ…。
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